楽天モバイルで気になるのは
通信速度がどれくらい出るか?使いモノになるのか?です。
そこで今回は楽天モバイルとauの通信速度を実測し比較。
更に動画やHP閲覧などリアルな場面で本当に使えるのか検証しました。
端末無料、通信料金無料の楽天モバイルの速度は「使える」のか?
今回、楽天モバイルのテザリングの実力測定に使うのはRakuten Miniです。

rakuten mini
実質0円のキャンペーンで手に入れました。
楽天モバイルとdocomoの通信速度対決!
楽天モバイルの通信速度は非公表なので実際の速度が気になる所です。
楽天モバイルの「Rakuten Mini」とdocomoの「iPhone12mini」で実際に速度を比較してみました!
なおRakuten Miniの詳細レビューは以下を参考にしてください。
楽天モバイルとdocomoの実測対決!
測定は14時~夕方にかけて福岡市内で行いました。
1、繁華街で速度実測(JR博多駅前)
楽天モバイルは10Mbpsとまずますの通信速度。
docomoは5Gエリアのため最高のパフォーマンスで520Mbps。
正直、「比べる相手が悪い」という気がしました。
誤解しないで欲しいのは楽天モバイルの10Mbpsは十分な速度です。
ちなみにHuluの視聴に必要な速度は6Mbps、NETFLIXは高画質で5Mbps。
10Mbpsは動画視聴にもかなり余裕のある通信速度です。
楽天モバイルに関しては、楽天エリアなのに少し移動するとパートナー回線(au回線)になる事があり不安に思いました。
2、住宅街で速度実測(福岡市城南区)
福岡市城南区の住宅街(学生街)である西新地区にて計測。
楽天モバイルは41Mbpsと高速です。
都市部を少し離れると、同じ楽天エリア内では快適さが増すようです。
docomoは110Mbps。
このあたりはdocomoの4Gエリアなので、5Gだった博多駅前より通信速度はやや遅いです。
とは言え楽天モバイルの二倍以上の通信速度。
さすが大手キャリアは違うと思わせる結果です。
3、郊外で速度実測(九州大学付近)
楽天モバイルは16Mbps。大学が近いせいか周辺はもれなく楽天エリア内。
速度も十分です。
郊外に出るとさすがのdocomoもかなりスピードダウンで42Mbps。
楽天モバイルは動画視聴も楽々クリアするレベルの速度!
楽天モバイルとdocomoとではかなり通信速度に差があるといえます。
とはいえ、日常ではその差はあまり感じないのではないでしょうか。
ネットサーフィンはどちらの回線もノンストレスです。

※あくまで目安
今回の実測での楽天モバイルの最低速度は10Mbps、最高は41Mbps。
動画サービスに必要な速度は以下の通りです。
動画サービス一覧 | 推奨速度 |
YouTube | SD 480p 1.1Mbps HD 720p 2.5Mbps HD 1080p 5Mbps 4K 20Mbps |
アマゾンプライムビデオ | SD画質 1Mbps HD画質 5Mbps |
Hulu | PC・テレビ・ゲーム機等 6Mbps スマホ・タブレット 3Mbps |
NETFLIX | 低画質 0.5Mbps~1.5Mbps SD画質 3Mbps HD画質 5Mbps UHD画質 25Mbps |
アマゾンプライムビデオ | SD画質 1Mbps HD画質 5Mbps |
4K画質以外なら余裕でクリアしています。
各サービスの4K画質はまだ未対応のコンテンツが多いので楽天モバイル回線の動画視聴でストレスを感じる事はほぼないでしょう。
SNSの閲覧や投稿、ライブ配信なども十分な速度域です。
参考【ライブ配信のポケットWiFi】速度や料金を比較!おすすめ3選
もちろん、ビル影や高所では電波の強度が下がるため、速度が落ちたり寸断したりすることもあります。
しかし、これは楽天モバイルに限った事ではなく、すべての携帯キャリアに共通すること。
特に問題視する必要はないでしょう。
以下の記事では実際に楽天モバイル回線で動画(アマゾンプライムビデオ)を視聴して検証しているので参考にしてみてください。
楽天モバイル回線とパートナー回線(au)の速度の違いはどれくらい?
楽天モバイルエリアとパートナー回線エリアではどの程度速度に差が出るのかを測定してみました。
ご存じの通り、楽天モバイルは楽天エリアはまだ狭いため、エリア外ではau回線を借りている状態です。
楽天モバイルエリアは無制限、auエリアは月5GBが上限で5GBを超えると1Mbpsに速度が制限されます。
Rakuten Miniで楽天回線エリアの周囲にあるパートナー回線エリアに行き何度か測定。
4.0Mbps、11Mbpsと楽天回線接続時とそれほど変わらない結果となりました。
パートナー回線はauの4G網ですが、au契約者と同じ速度が出るわけではなく、若干帯域を絞って提供しているようです。
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楽天モバイルの評判を徹底分析!調査で分かったデメリットはこれだ
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楽天モバイルエリアとパートナー回線エリアの見分け方
楽天モバイルのエリア内ではデータ無制限。
データ量を全く気にせずさまざまなコンテンツを楽しむことが出来ます。
しかし、パートナー回線エリアに出てしまうと5GBが上限です。
楽天モバイルのエリア内かパートナー回線エリアにいるのかを知るには、スマートフォンの「my 楽天モバイル」アプリを使う必要があります。

パートナー回線
アプリを開くと、画面には現在接続している回線種別が表示されます。
楽天回線の場合は「楽天回線エリア」、au回線の場合は「パートナー回線エリア」と表示。
パートナー回線エリアの場合は残りのデータ量もあわせて表示されます。

楽天モバイル回線
このアプリを使えばどちらの回線に接続しているかが一目瞭然。
データ量の管理も可能です。
なお、このアプリはAndroidスマホのみでしか利用できず、iOSでは確認できないためご注意ください。
楽天モバイルは5Gスマートフォン同時購入も可能

Rakuten BIG
今回、実測したRakuten Miniは4Gにしか対応していません。
Rakuten BIG(楽天ビッグ)やAQUOS R5Gならより高速な5Gに対応しています。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」は、4G、5G関係なく上限なしであるため、せっかくなら5Gでより快適に楽しみたいところです。
手持ちのスマートフォンが5G対応でないユーザーやサブ回線として楽天モバイルを使うユーザーなら、これらの5G対応スマートフォンを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
通信速度も必要十分で、しかもデータ無制限で使える楽天モバイル。
既存のスマートフォンを乗り換えるユーザーはもちろん、2台目として契約する方にとっても大きなメリットがあるのではないでしょうか。