wimax2+もって旅に出よう!山口県下関編
wimax系最速ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」。登場から3か月足らずですが、既に多くのユーザーに利用されている人気端末です。
今回は、「Speed Wi-Fi NEXT W05と旅する中四国」と題し、ノートパソコンと「Speed Wi-Fi NEXT W05」を持って中国地方及び四国地方のビジネス街及び観光地を巡り、その実測値を各地で計測してみようと思います。
なお、計測に際し、公平を期すため条件は以下の通りとしています。
- Speed Wi-Fi NEXT W05の通信モードはハイスピードプラスエリアモード
- ポケットWiFiとノートパソコンとの間はIEEE802.11ac(5GHz)
- ノートパソコン以外の接続機器は無し
- ノートパソコンのブラウザはgoogle chromeを利用。
という条件で、まずは山口県を目指しスタートです。
山口県。中心都市下関市で実測開始
山口県のビジネスや経済の中心は下関市。
人口も山口県の中で最も多い約26万人。企業の支社や支店も下関市に置かれることが多いのです。
その下関市ですが、ビジネスはもちろんのこと平家滅亡の地である壇之浦や海峡にかかる関門橋など、観光にも適したエリアです。そんな下関市内の3か所を今回ピックアップ。
下関各地でSpeed Wi-Fi NEXT W05の速度を計測してみました。
測定ポイントその1-巌流島
数々の歴史遺産が眠り歴史マニアが集う下関市ですが、武蔵と小次郎の決闘場所となった巌流島も下関沖合にあります。
巌流島は関門海峡にポツンと浮かぶ無人島であり、下関及び対岸の北九州市からフェリーで渡ることができます。
その巌流島、wimaxエリアでみると、しっかり440Mbpsエリアに入っています。
無人島のため島内に通信設備などはなく、対岸の下関市内の設備でカバーしているのでしょう。
400メートル程度離れているのですが、なかなか大したものだと思います。この日は気持ちよく晴れていたこともあり、多くの観光客が上陸して島内を散策していました。
測定地点はまさに武蔵と小次郎の銅像の前。小高い丘になっており、周囲には電波を遮るようなものは一切ありません。
お昼の混雑する時間帯であったにもかかわらず、結果はまずまずといったところでしょう。
離れ小島でこれだけ速度が出ていれば文句はありません。
測定ポイントその2-新下関駅-
続いて新幹線停車駅である新下関駅。
下関市内中心部からは少し離れており、ビジネス街へ出るにはJR在来線に乗り換えることになります。
新幹線の駅は、新横浜駅や新大阪駅などもそうであるように、市の中心部からは少し外れた場所にあることが多いようです。従って、乗り換えの待ち時間にネット接続を試みるビジネスマンも多いことでしょう。
さて、その新下関駅で測定したところ、
速い!
まさに想定外、光回線並みの速度を叩き出しました。
UQwimaxの通信エリアでみると440Mbps対応エリアであるためそこそこ速いのは分かっていましたが、ここまでとは思いませんでした。これならビジネス用途でも十分ですね。
測定ポイントその3-角島-
3か所目は、下関市内を北上し、山陰方面に向かう途中にある角島。
近年インスタ映えするスポットとして有名になった場所です。
この日もプロ顔負けの一眼レフを手にしたカメラ女子や外国人観光客がたくさん訪れていました。
写真のようにコバルトブルーの海と遠くまで伸びる橋が印象的な場所です。
とはいえ、wimaxエリアマップでみると下関市内であるにも関わらず完全にエリア外。
wimax2+での通信は不可能となります。
このように、画面にはインターネット接続無しと表示されてしまいます。
ここで真価を発揮するのが「Speed Wi-Fi NEXT W05」 。
この機種はau 4G LTEにも対応しているため、このような場所でも通信可能となるのがうれしいです。
ただ、使える電波はLTEのみであるため速度はあまり期待できません。
実際に測定してみると、
まあ、この程度、と思える速度でした。
インスタに写真をアップする程度であれば問題ないですが、インスタライブなどではやや苦しいかもしれません。
試しにyoutubeで動画視聴を行ってみましたが、こちらはあまりストレスなく再生できました。
下り速度の方は問題ないと思います。
まとめ
中四国編のトップバッターとして山口県下関市を巡り速度計測を行ってみました。
下関市内の主要エリアは申し分のない速度が記録され、ビジネスユースはもちろん動画視聴や大容量コンテンツの利用なども問題は無いと思います。
しかし、下関市内を少し外れるとwimax2+エリア外になってしまうため、LTEオプションは必須。速度も期待できません。
このように、多くの地方都市では「エリア内は十分すぎるほど速いがそのエリアが狭い」という傾向にあることが伺えます。