Zoom会議に必要な通信量はどれくらいでしょうか?
特にテレワークでポケットWiFiを使う場合、通信量とともに通信速度が重要になります。
今回はのZoom会議に必要な通信量、速度、更には最適なポケットWiFiの選び方を解説します。
Zoomにかかるデータ通信量をポケットWiFiで測定
以下、実際に、ポケットWiFiでZoom会議を行って検証したので参考にしてください。
ポケットWiFiを使うと1時間のデータ消費はどれくらい?
Zoomにかかる通信量は非公表なので自身で調べるしかありません。
当サイトの測定結果では、Zoom会議の1時間当たりのデータ通信量は0.7GB前後。

1時間会議を終えた後の通信量表示
他サイトで0.6GBとしている所もありますが、多めに見積もっておいた方が余裕があります。
なお、音声や映像をOFFにしてもこの数値が大きく変動することはありません。
この結果(1時間に0.7GB消費)を踏まえてZoom会議を1日2時間~5時間と想定した場合、データ通信量は以下のようになります。
Zoom時間/日 | 1日の通信量 | 1か月の通信量 (月20日稼働とした場合) |
2時間 | 1.4GB | 28GB |
3時間 | 2.1GB | 42GB |
4時間 | 2.8GB | 56GB |
5時間 | 3.5GB | 70GB |
このようにかなりのデータ通信量を消費します。
WiMAXには7GBプランと無制限プランがありますが、仮に7GBプランだと1週間たたずに上限に達してしまいます。
他のポケットWiFiでは20GBプランや50GBプランなどがありますが、使い方によっては全然足りないということになります。
テレワークでZoomを頻繁に使用する場合、WiMAXの無制限ポケットWiFi、あるいは最大100GB、200GBのクラウドSIMが現実的な選択肢です。
【Zoomに必要な速度】ポケットWiFiに求められるのはどれくらい?
Zoom会議のポケットWiFiに求められるのは、通信容量だけではありません。
十分な速度を出せるネット回線である事も求められます。
ゲストとして参加する場合はビデオありで600kbps程度、ギャラリービュー(大人数を1画面に表示させる機能)であれば1.2Mbpsで十分とされています。
イベントを運営する側は少し要求レベルが高くなりますが、それでも1.5MbpsあればよいというのがZoom側で提示している条件です。
ただし、これはあくまでもZoomによるオンライン会議における最低スペックです。
Zoomには、通信速度に合わせて最適化される機能があります。
参加者の回線速度が遅ければ荒い映像となり、回線速度が速ければ高画質になります。
つまり、ポケットWiFiの速度が遅いとZoomで共有される資料も荒くて見づらくなります。
1対1のミーティングならあまり気になりませんが、大人数のZoomだと会議内容の把握漏れにもつながりかねません。
Zoomに参加する人数が増えれば増えるほどそれだけ帯域を使うため、10Mbps~50Mbps程度は常時発揮できるポケットWiFiを選ぶのが賢明です。
Zoomに適したポケットWiFiを選ぶ3つの必須ポイント
Zoomに使えるポケットWiFiに求められる条件を以下3つまとめてみました。
1、大容量プランがあること
前述の通りZoomは相当なデータ通信量を消費します。
Zoomで行われる会議やセミナーは30分~1時間程度が多く、その間つなぎっぱなしになるからです。
またテレワーク環境においては、勤務開始から終了まで常時接続しなければならない企業もあります。
Zoomに使うポケットWiFiは大容量のものを選ぶのが賢明です。
少なくとも数ギガが上限ではストレスがたまるでしょう。
2、上り下りともに高速通信が可能であること
Zoomは通信速度が遅いと通信クオリティが低くなります。
回線速度は周囲の環境や時間帯によって左右される場合もあり、ポケットWiFi側で完全にコントロールできませんが、少なくとも4GLTE通信に対応しているのが大前提になります。
3、通信可能エリアが広いこと
テレワークの勤務形態にもよりすが、広いエリアでZoom会議ができるに越したことはありません。
ポケットWiFiには通信エリアがありますから、契約前に必ずご自身の行動範囲がエリア内かチェックしましょう。
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Zoom利用におすすめポケットWiFi3選
ZoomのポケットWiFiに必要な3条件、
- 大容量
- 高速
- 通信エリアが広い
これら3条件を満たしたおすすめのポケットWiFiを2つご紹介します。
1、【無制限で高速で安い!】GMOとくとくBB

※キャッシュバック額は毎月変わります
WiMAXは無制限で使えて高速。Zoom会議に最適です。迷ったらWiMAX一択。
特にGMOとくとくBBはキャッシュバックによる大幅値引きより実質月額料金が税込で3700円前後と最安級。
WiMAXの唯一の弱点は3日で10GBを超えると翌日の夕方6時~深夜2時まで速度制限がかかる事です。
しかし、夕方6時と勤務時間外である上に制限後の速度も1Mbpsとそれ程遅くない(ネット閲覧、SNS、メール、YouTubeの標準画質なら可能)ので深刻なものではありません。
更に10GB使ったら即速度制限ではないので、極端な話1日100GB使っても一定時間の速度制限でチャラ。
一定時間たつとまた解除になります。鉄板でイチオシです。
2、【エリアが広く契約縛りが無い!】クラウドWiFi東京
クラウドSIMという最新技術で三大キャリア(ソフトバンク、au、ドコモ)の中から最適な回線と接続するため、エリアが広いのが魅力のクラウドWiFi東京。
100GBの大容量プランが月額3718円(税込)と安いだけでなく契約縛りがありません。
いつやめても解約金がかからないので短期で使う方はもちろん長期の方にもおすすめです。
2年、3年といった長期契約が多い中、契約縛りのないポケットWiFiとして人気を博しています。
参考クラウドWiFi東京のリアルな評判!他社との比較と注意すべき点
3、【200GBの超大容量でギガ不足の心配ゼロ】どこよりもWiFi
どこよりももクラウドSIM使用で三大キャリア回線を使用。
通信の安定性が高いのでZoom会議におすすめのポケットWiFiです。
プランは20GB、50GB、100GB、200GBと様々なギガ数から選べますが、テレワークに使うなら超大容量の200GBプランが安心。
プランとZoom会議可能時間を試算した結果です。
月上限 | 月額料金(税込) | Zoom可能時間 ※1時間0.7GB、20日稼働と仮定 |
20GB | 2508円 | 月29時間 1日1.45時間 |
50GB | 3278円 | 月71時間 1日3.5時間 |
100GB | 3718円 | 月143時間 1日7時間 |
200GB | 4158円 | 月286時間 1日14時間 |
200GBは1日14時間とすごい数字になりましたが、それだけ余力があるギガ数だという事です。
特に仕事だけじゃなく家族で使う方や、プライベートで動画鑑賞やオンラインゲームなどに使う方は200GBが良いでしょう。
上限ギガに余裕がないとそれだけでストレスになるものです。
2年契約ですが、2年契約の途中でやめても解約10450円(税込)とそれほど高額ではないのも魅力です。
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安いポケットWiFiランキング!徹底比較で分かった1番おすすめはこれだ
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Zoom利用者が急拡大!便利機能が満載でライバルと大差
テレワークや在宅勤務の拡大により一気に知名度を上げたZoom。
今や世界中で利用されています。
その用途はオンライン会議だけでなく、ウェビナー(webセミナー)であったりスキルアップ講座であったりとビズネスの様々な場面で活用されています。
更に最近は、ビジネスだけではなくオンラインブライダルや「Zoom飲み会」「Zoom合コン」等のプライベートな会合にまで活用範囲が拡大。
場所を問わず簡単に会えるコミュニケーションツールへと進化しつつあります。
このZoomですが、無料版で最大100人、有料版だと最大1000人まで同時接続することが可能です。
無料版では3人以上の会議は1回40分までと時間制限があります。
有料版にはそういった制限がなく、レコーディングやホストの複数設定が可能になるなど非常に使い勝手の良いサービスになります。
また、Zoomの画面上では、参加者それぞれのカメラで撮影されたライブ動画の他、チャットメッセージやパソコン画面の共有が可能です。
これにより、リアルな場での会議とほぼ変わらないクオリティでオンライン会議を行うことが出来ます。
同様な用途を持ったアプリとしてskypeやGoogle Meet、Discord、Remoなどがありますが、Zoomの使い勝手の良さには及ばず、Zoomほど利用者は多くありません。
【動画解説】Zoom会議に最適なポケットWiFi!必要な通信量と速度
動画でも要点を解説しています。
時間のない方はこちらも参考にしてみてください。
Zoom会議に最適なポケットWiFiまとめ
Zoomに使うポケットWiFiに必要なのは「大容量」「高速」「広いエリア対応」の3つです。
この3つを満たしているのがZoomに最適なポケットWiFiです。
遊びではなく、仕事で使うのですから余裕を持ったスペックの方を選ぶ方が良いです。
Zoom会議で他の方に迷惑をかけない為にも3つの条件を満たしているポケットWiFiを選びましょう。