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【ワイモバイルのポケットWiFi】アドバンスモードのエリアやメリットを解説

「標準モード」と「アドバンスモード」。
ワイモバイルのポケットWiFiにはこの2つの通信方法(ネットワークモード)があります。
もしあなたが、通信クオリティを重視するならアドバンスモード一択です。

ただし、幾つか問題点もあります。

今回はワイモバイルのアドバンスモードについて、具体的な機能や標準モードとの違い、問題点について徹底解説します。

【重要】アドバンスモードを使うには2つの条件を満たす必要がある

■Pocket WiFi 803ZT

Pocket WiFi 803ZTの場合、アドバンスモードに設定すると最高988Mbpsの高速通信が可能になります。

この高速を実現するためには、ポケットWiFiの設定項目で、標準モードとアドバンスモードとを切り替える事が必要です。

また、アドバンスモード対応エリアは非常に限られているのでどこでも最高速が実現できるわけではありません。
以下、ワイモバイルのエリアマップをご覧ください。

■参照元:ワイモバイル公式サイト (2020.3現在)

ブルーがアドバンスモード対応エリア。

首都圏中心部はアドバンスモード対応エリアですが、少し郊外に行くと対応エリアを外れ、高速データ通信4Gエリアとなります。

関西や中部など他のエリアでも同様の傾向があり、中心部はアドバンスモード、郊外は4Gとなっています。
これらのことから、アドバンスモードは人口が密集しているエリアに提要されているサービスであることがうかがえます。

アドバンスモードは無制限で使えるオプションサービスですが、以下の条件を満たす必要があります。

  1. ポケットWiFiのアドバンスモードをON
  2. アドバンスモード適用エリア内で利用

アドバンスオプションに加入していも、この条件を満たしていないと、データ無制限が適用されないので使いまくると128kbpsでの低速通信を余儀なくされてしまうことがあるということです。

ワイモバイルのアドバンスモードはエリアが都市部中心で狭いので注意が必要です。

アドバンスモードONとOFFではどれだけ速度が違う?実測してみた結果

アドバンスモードのON・OFFでどのくらい速度が違うのか、実測してみました。

実測環境

  • ポケットWiFiはワイモバイルのPocket WiFi 803ZT
  • ノートパソコンに接続して計測
  • 繁華街のオフィスビル2F窓際にポケットWiFiを設置
  • LAN側は2.4GHzを使用

という条件です。

アドバンスモードON時

19Mbps

アドバンスモードOFF

11Mbps

このように、同時刻で計測したにも関わらず速度に開きがあります。
何度か計測を繰り返したのですが、すべてにおいてアドバンスモードON時が10Mbps前後速いという結果でした。

ポケットWiFiのアドバンスモードをONにすると、OFFの時よりも確実にデータ通信速度が速くなることがわかります。
都心部で使うことが多いユーザーであれば、常時アドバンスモードをONにしておくのが良いでしょう。

ワイモバイルのアドバンスモードのメリット・デメリットは?

●アドバンスモードのメリット

ワイモバイルのアドバンスモードのメリットですが、前述のとおり「通信速度が速い」の一言に尽きるでしょう。
エリアマップの青色のエリア内で使うのであれば、アドバンスモードを選択しない手はないです。

先述したように、ワイモバイルのポケットWiFiは、2つの通信方式をハイブリッドで使います。

マップの青色のエリア内にいるのに標準モードで使うのは、あえて例えていうならハイブリッドカーをガソリンだけで走らせているようなものです。
アドバンスオプションに加入しているのであればアドバンスモードを積極的に活用した方が良いです。

さらにオプション加入で7GB制限がなくなり、データ無制限になるというメリットもあります。

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●アドバンスモードのデメリット

デメリットは「オプションに加入しなければならない」ことです。
ワイモバイルのポケットWiFiの場合、アドバンスオプションは月額752円となります。
年間だとと9000円近くになりますが、ワイモバイルの月額料金がそもそも安いので、ほぼ必須のオプションと言えます。

ワイモバイル公式サイト

ポケットWiFiをアドバンスモードに設定する方法

アドバンスモードでデータ通信を行うには、アドバンスオプションに加入するとともにポケットWiFiの設定をアドバンスモードに変える必要があります。

変更方法は機種によってまちまちですが、多くは「設定」⇒「ネットワーク設定」で変更可能です。

ワイモバイルのポケットWiFiの場合、デフォルト設定は標準モードです。
設定画面に標準モードとアドバンスモードの切り替えボタンがあるので、そこで変更すればアドバンスモードでデータ通信を行うことになります。

接続機器(ノートパソコンやスマートフォン)での設定変更は特に必要ありません。

アドバンスモードと標準モードの技術的な違いを簡単に解説

アドバンスモードと標準モードとでは、利用している電波が違います。

標準モードで使用している電波はLTE-AXGP、アドバンスモードで利用している電波はLTE-AXGPとTD-LTEのハイブリッドとなります。
それぞれの違いについて簡単にご説明します。

LTE-AXGP

現在スマホなどで多く使われている周波数。
2Gや3Gからの発展形であるため4GLTEと呼ばれる方式です。

NTTドコモやauなど携帯キャリアはすべてこのLTE-AXGP方式を採用しており、日本国内では圧倒的な通信エリアの広さを誇ります。

ただし、スマホでも使われているためユーザー数が多く、混雑しやすく速度が遅くなるという欠点があります。

TD-LTE

無線でのデータ通信に特化した周波数帯です。
WiMAXのポケットWiFiでも使用している方式であり、高速データ通信専用の方式です。

日本では基地局数がLTE-AXGPよりも少ないため通信エリアは狭くなります。
ただし、データ通信専用のためそこまで混むことはなく、速度が期待できます。

先程のエリアマップに戻って解説すると、地図の青色の部分がLTE-AXGPとTD-LTEの両方を使って通信できるエリア、赤色の部分がLTE-AXGPだけのエリアということになります。

ちなみに、ポケットWiFiの最高速度の図で見ると、2.5GHz帯と3.5GHz帯がTD-LTE、1.7GHz帯がLTE-AXGPを使用した通信になっています。

まとめ

ワイモバイルのアドバンスモードはメリットが多く、多くのユーザーにとって非常に有効な設定であることは間違いありません。
同一条件下においては標準モードよりも確実に速くなります。

ただし、アドバンスオプションに加入しなければ使えないという点は要注意です。
ワイモバイルのポケットWiFiを契約する際には、ぜひ積極的にアドバンスオプションに入ること、あわせてポケットWiFiの設定でアドバンスモードをONにすることをおすすめいたします。

参考記事

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h.katsura

h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。 20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。

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