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【5G対応モバイルルーター】ドコモから「Wi-Fi STATION SH-52A」が発売予定

Wi-Fi STATION SH-52A

■Wi-Fi STATION SH-52A

5Gサービス商用化に向け、各社から5G対応端末が続々と発表されています。
今回は2020年5月下旬以降にNTTドコモを通して発売されるシャープの「Wi-Fi STATION SH-52A」について、そのスペックを詳しく解説いたします。

Wi-Fi STATION SH-52Aの特長

2020年2月17日、シャープが日本初の5G対応モバイルルーターをリリースしました。
春の5Gの商用サービス開始(2020年5月下旬以降)とほぼ同時に、NTTドコモから「Wi-Fi STATION SH-52A」という名前で発売開始されます。

注目すべきはその圧倒的なスペック。
新時代の幕開けにふさわしいフラッグシップモデルとしてこれまでのモバイルルーターを凌駕する素晴らしい端末となっています。

驚きの超高速データ通信

5Gイメージ

■イメージ

「Wi-Fi STATION SH-52A」の最大の特長は、5Gに対応した超高速データ通信が可能であること。

下り最大4.1Gbps/上り最大480Mbpsという、4GLTE対応モバイルルーターの4倍~10倍以上の通信速度を実現しています。

また、5G対応でありながら4Gエリアでも利用できるのも大きな特徴の一つ。
4G対応エリアにおいても下り最大1.68Gbpsという、現時点で最も速い速度での通信が可能となっています。

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LAN側も新規格Wi-Fi 6に対応

「Wi-Fi STATION SH-52A」のデータ通信スペックですが、WAN(インターネット)側だけでなくLAN側も高速化されています。

モバイルルーターの場合、WAN側を高速化してもLAN側がボトルネック(※)となり思ったよりも速度が遅いという状況に陥りがちです。
特に2.4GHz帯でのLAN接続は電波障害の影響を受けやすく、安定した通信を実現することが難しいとされています。

シャープの「Wi-Fi STATION SH-52A」はLAN側を最新無線LAN規格Wi-Fi 6に対応させ、ストレスフリーな通信環境を実現しています。

Wi-Fi 6とは「IEEE 802.11ax」が正式な規格名となる2019年からスタートした新しいWiFiテクノロジーです。
詳しい説明は別記事で行いますが、2.4GHz帯と5GHzの両方を使って高速データ通信を可能とする規格となります。

Wi-Fi 6の採用により、LAN側においても端末間のデータ通信を最大速度1.2Gbpsで行うことが可能となります。

複数台接続してもモバイルルーターと端末間は最大速度1.2Gbpsとなるので、複数台接続するユーザーには非常に有効であると言えます。
(※ボトルネックとは、通信速度が低下する原因となる部分のことです)

USB接続時はさらにパフォーマンスアップ

USBイメージ

■イメージ

「Wi-Fi STATION SH-52A」にはUSBポートが設けられています。
インターフェースはUSB3.0(Type-C)であるため、最大5Gbpsでデータ通信を行えます。

WiFi接続よりも安定しているため、クオリティを求めるユーザーであればUSB接続で利用してみるのも一手ではないでしょうか。

その他の主要スペック

このようにWAN側LAN側共に従来のモバイルルーターよりも大きく性能アップした「Wi-Fi STATION SH-52A」。
通信速度以外の主要スペックを見てみましょう。
比較対象としてWiMAXの最新モデル「Speed Wi-Fi NEXT WX06」と比べてみましょう。

Wi-Fi STATION SH-52ASpeed Wi-Fi NEXT WX06
サイズ約157×84×16.1mm約111×62×13.3mm
重さ約280g約127g
バッテリー容量4000mAh3,200mAh
画面サイズ2.4インチQVGA320×169 カラーLCD
インターフェースUSB3.0(Type-C)
2.5GBASE-T(有線LAN)
USB2.0(Type C)
同時接続台数16台16台
メーカーシャープNECプラットフォームズ

「Wi-Fi STATION SH-52A」のサイズは、「Speed Wi-Fi NEXT WX06」と比べてかなり大きく重くなっています。
これはバッテリー容量の大きさやインターフェースの豊富さが原因でしょう。

高速データ通信に特化した分、携帯性を多少犠牲にした感じです。

本体サイズや重さ以外の部分はかなり優秀です。
WiMAXだとクレードル対応となるLANポートも、「Wi-Fi STATION SH-52A」では本体にあるというのは非常に便利ではないでしょうか。

NTTドコモの5G対応エリア

シャープの5G対応モバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」がその性能をフルに発揮できるのは、NTTドコモの5G対応エリア内です。

エリアはいずれ現在の4G LTE網と同程度まで拡大される予定ですが、5G商用サービスの開始から当面は主要都市の人が集まるスポットに限定された展開となります。

NTTドコモのホームページによると、東京羽田空港や関西国際空港、全国のJR主要駅といった交通の拠点の他、渋谷スクランブルスクエアやユニバーサルスタジオジャパンなどの人気商業施設内、ドコモショップ大型店周辺などが対象エリアとなっています。

また、五輪会場などイベント関連施設も対象です。

高速大容量で多数同時接続可能な5Gの特性を十分に生かせる立地条件だけに、どのようなクオリティを発揮するのか、今から楽しみでなりません。

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NTTドコモの5G料金プラン

5G対応モバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」をNTTドコモで契約する際の料金ですが、以下のようになります。

プラン名内容 月額料金 備考
5Gギガホ 100GB/月のデータ利用7,650円スマホ向けプランのため音声オプションも付加する必要あり
5Gギガライト1GB~7GBの間で段階的に課金3,150円~6,150円スマホ向けプランのため音声オプションも付加する必要あり
5Gデータプラススマホのデータ容量をシェア1,000円NTTドコモのスマホ保有者向けのオプションプラン

※金額はファミリー割引などの各種割引適用前

5Gギガホと5Gギガライトはモバイルルーターを単体で契約する際の料金です。
これにオプションが付加されるため、やや割高となるでしょう。

NNTドコモのスマホを保有している場合は5Gデータプラスで契約し、スマホのデータ容量をシェアするのが賢い契約方法です。

スマホを5Gガホとすると合計100GB利用できることとなるため、かなりお得感がでます。
「Wi-Fi STATION SH-52A」を契約する場合はこの方法が主流となるでしょう。

続々リリース予定の5G対応端末

AQUOS R5G

■AQUOS R5G

2020年3月現在、モバイルルーターの5G対応端末で正式にリリースされているのは「Wi-Fi STATION SH-52A」だけとなります。

しかし、スマホは既に各キャリアが5G対応端末を数機種発表しており、今後もその数は増えていくことでしょう。

「Wi-Fi STATION SH-52A」を発表したシャープは、同時に5G対応スマホ「AQUOS R5G」をリリースし、大手キャリアでの発売を予定しています。
またauは「AQUOS R5G」を含めた7機種のスマホを発売予定としています。

モバイルルーター市場も夏から秋にかけて発表される新製品は5Gを打ち出してくることになるでしょう。

というのも、5Gの特性である高速大容量通信はモバイルルーターが最もその恩恵を受ける端末だと言えるからです。

まとめ

シャープから発売された国内初の5G対応のモバイルルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」は、その圧倒的な高速データ通信性能が自慢のハイスペック端末です。
5G対応だけあってこれまでのモバイルルーターには無い超高速データ通信を楽しむことが出来ます。

当面は対応エリアが限定されているためすべてのユーザーにメリットがあるとは限りませんが、期待値は高く、発売開始が待たれます。
なお、発売後にはあらためて実機レポートをお届けしようと思いますので楽しみにお待ちください。

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h.katsura

h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。 20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。

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