NTTdocomo系モバイルルーター「Wi-Fi STATION HW-01L」の特徴

NTTdocomoから最速データ通信製品(モバイルルーター)発表

■Wi-Fi STATION HW-01L

2018年10月17日、NTTdocomoは2019年春の発売予定製品としてデータ通信専用端末の「Wi-Fi STATION HW-01L」を発表しました。

NTTdocomoのモバイルルーターは現在2017年に発売された「Wi-Fi STATION N-01J」だけでしたが、新たに「Wi-Fi STATION HW-01L」が加わり合計2機種のラインナップとなります。

この「Wi-Fi STATION HW-01L」は”モバイルルーター史上最速”であることが大きな特徴。

現在発売されているどのモバイルルーターよりも早い、下り最大1288Mbpsという高速通信が可能であることが最大のセールスポイントです。

今回はこの「Wi-Fi STATION HW-01L」について詳しく見ていきましょう。

「Wi-Fi STATION HW-01L」は下り最速1288Mbps!

「Wi-Fi STATION HW-01L」の最大の売りである超高速データ通信。下り(受信)速度は他のモバイルルーターを圧倒する最速1288Mbpsを誇ります。

これは、NTTdocomoが提唱するPREMIUM 4G技術が活かされたもの。
PREMIUM 4GとはNTTdocomoが利用している4つの周波数帯をCA、256QAM、4x4MIMOなどの技術を使って束ねる方式です。

NTTdocomoは現在以下のような4つの周波数帯でサービス展開を行っています。

3.5GHz帯 最大294Mbps
2GHz帯 最大150Mbps
1.7GHz帯 最大400Mbps
800MHz帯 最大150Mbps

このうち、3.5GHz帯を2本束ね、さらにその他の周波数帯も1本ずつ束ねることで最速1288Mbpsという速度を実現するということです。

ただし、NTTdocomoの報道資料によると、最速1288Mbpsとなるのは2018年度以降となっています。
現時点ではNTTdocomoの4Gは最速988Mbpsであるため、順次速度向上を図っていくのではないでしょうか。

また、この最速1288Mbpsは、大都市圏など一部エリアのみで利用可能です。山間部など人口の少ないエリアでは利用できる周波数帯が少ないため、通信速度は落ちてしまいます。

一方の上り(送信)速度も最速131.3Mbpsと高速

インスタグラムやyoutubeなどのサービスにアップロードする際にはこのメリットを実感することになるでしょう。

「Wi-Fi STATION HW-01L」はHuawei製

「Wi-Fi STATION HW-01L」は製品名にHWが入っているため、Huawei製となります。

同じHuawei製の「Wi-Fi STATION HW-01H」を以前NTTdocomoが取り扱っていたため(現在は販売終了)、その後継モデルという位置づけです。
「Wi-Fi STATION HW-01L」はそのフォルムも「Wi-Fi STATION HW-01H」に似ており、約150gと軽量である点も大きな特徴です。

■Wi-Fi STATION HW-01H

また、Huawei HiLinkと呼ばれる簡単セットアップ機能にも対応しています。

これはスマートフォンで専用アプリをダウンロードし、アプリ内のQRコードを表示させることにより、そのQRコードを使って簡単にセットアップが可能になるというもの。
NTTdocomoとしては初の機能ですが、他のHuawei製品ではすでに導入されているためあまり目新しさはありません。

なお、Huaweiのホームページにはまだ「Wi-Fi STATION HW-01L」は掲載されておらず、NTTdocomoもHuawei製品だとは明言していません。

しかし、製品名や機能を見る限り、「Wi-Fi STATION HW-01L」がHuawei製であることは間違いないでしょう。

「Wi-Fi STATION HW-01L」の金額などは未発表

■イメージ

今回の「Wi-Fi STATION HW-01L」に関する発表には、端末代金や月額利用料などの金額に関する内容は含まれていませんでした。
従って、金額面におけるユーザーのメリットについては何とも言えない状況です。

とはいえ、これまでのNTTdocomoの事例から察するに、この機種だけに特別料金を設定することは考えにくく、月額利用料については既存の料金プランをそのまま当てはめることとなるでしょう。
NTTdocomoの現在のデータ通信プランは以下の通りです。

データプラン(基本料) 1,200円
ネット接続サービス(moperaシンプルプラン) 200円
パケットプラン 1GB 2,900円~
合計 4,300円~

NTTdocomoの場合、パケット通信料金がかなり高く、20GBのウルトラデータLパックになると6,000円/月がかかります。その場合は月額7,400円となり、他のモバイルルーターと比べてかなり割高になってしまいます。

これだけ高いと「Wi-Fi STATION HW-01L」単体で契約するユーザーはほとんどいないのではないでしょうか。
多くのユーザーはNTTdocomoのスマートフォンと組み合わせてパケットのシェアをするという選択となるでしょう。

NTTdocomoのスマートフォンユーザーであれば、1,900円/月から「Wi-Fi STATION HW-01L」の契約ができるため、かなり現実的な選択になります。

ただし、スマートフォンのプランにもパケット月額無制限はないため、ヘビーユーザーには向いていないといえます。
参考までに、NTTdocomoのスマートフォンユーザーが20GBをシェアした場合、月額料金は以下のようになります。

スマートフォン カケホーダイライト 1,700円
SPモード 300円
ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円
モバイルルーター データプラン(基本料) 1,200円
ネット接続サービス(moperaシンプルプラン) 200円
シェアオプション 500円
合計(税別) 9,900円

まとめ

ついにモバイルルーターも1Gbps超えの世界に突入してきました。

「Wi-Fi STATION HW-01L」は現時点で国内最速の1288Mbpsをうたっており、しかも通信可能エリアが国内最強のNTTdocomo網であるため、まさに”最強最速のモバイルルーター”といっても過言ではないでしょう。

ただし、ネックとなるのはその金額。
これまでと同様にWiMAXやY!mobileと比較して割高な利用料金だと、いくら高速データ通信が可能とはいえユーザーは飛びつきません。

果たしてNTTdocomoがこの点をどう対策してくるか、正式リリースを待ちたいと思います。

 

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