NTTdocomoの秋の新商品ラインナップからHuaweiが消えた!?

参考:NTTドコモ公式サイト

2019年10月、NTTdocomoがスマートフォンの秋冬モデルを発売開始しました。
ハイエンド端末を中心に5機種が新たにラインナップされていますが、その中に話題のHuawei端末は含まれていません。

Huaweiの最新ハイスペック端末であり、今夏リリースされたP30 Proについては販売が継続されていますが、以降のHuawei端末の取り扱いについては未定となっています。

■HUAWEI P30 Pro

またNTTdocomoは、来年実用化される5Gネットワークにおいて、Huawei製の対応スマートフォンを採用しない方針を既に発表しており、一時はP30 Proの予約受付を停止することもあったほどです。

なお、NTTdocomoは既にポケットWiFiでもHuawei端末の取り扱いを縮小する方向で動いています。

現在発売中の端末はHuawei製の「Wi-Fi STATION HW-01L」ですが、秋にはシャープ製の「Wi-Fi STATION SH-05L」がリリースされる予定になっています。

■Wi-Fi STATION HW-01L

そこで今回は、このようにNTTdocomoなど大手キャリアでHuawei製端末の取り扱いが縮小していく点について、今後の傾向も含めて詳しく解説いたします。

尾を引くHuawei問題

米中貿易摩擦に端を発したHuawei問題は、日本国内の大手キャリアにおけるHuawei端末排除という形で進みつつあります。

問題が発覚する以前は、モバイルデバイス市場にはHuawei製品が続々リリースされていました。ポケットWiFiやホームルーターに限ってみても、以下のHuawei製品が現在でも最新スペックを誇る端末として購入可能です。

【現役Huaweiモデル一覧】

キャリア 端末名
UQWiMAXなど Speed Wi-Fi NEXT W06
Speed Wi-Fi NEXT W05
Speed Wi-Fi HOME L02
Speed Wi-Fi HOME L01/L01s
Y!mobile Pocket WiFi 801HW
Pocket WiFi 603HW
Pocket WiFi 506HW
NTTdocomo Wi-Fi STATION HW-01L
ソフトバンク SoftBank Air
Pocket WiFi 601HW
SIMフリー E5577

このように、現在多くのキャリアがHuawei端末を取り扱っており、どれもがユーザーの高評価を得ています。
スマートフォンなどと異なり、ポケットWiFiを製造しているメーカーが少ないというのもその理由の一つでしょう。

現在、Huawei端末を排除する動きはNTTdocomoなどの大手キャリアだけですが、今後その他の通信キャリアでも同様の動きがでてくると思われます。

もちろん、スマートフォンだけでなくポケットWiFiについても同様であり、現在続々とリリースされているHuawei製ポケットWiFiも徐々に少なくなっていくのではないでしょうか。

ポケットWiFiもHuawei製の採用停止か?

さて、ここで少し先の2020年以降に目を向けてみましょう。

商用化が注目されている5Gネットワークにおいて、前述の通りNTTdocomoはHuawei製品の取り扱いを行わないと明言しています。

ソフトバンクやauもその動きに追随しており、基地局設備だけでなくスマートフォンやポケットWiFiもHuawei以外の製品をラインナップしていくことでしょう。

現在発売されているHuawei機器はすべて4G対応であり5Gには対応していません。

WiMAX対応機器もハイスピードプラスエリアモードでは4GLTEの電波を利用するため、将来的な5Gネットワークでは使えなくなるでしょう。

これらのことを総合的に鑑みると、今後4G対応のHuawei製ポケットWiFiがリリースされることはあっても、5Gネットワーク対応の製品はリリースされないのではないかと懸念されます。

もちろん、問題の根幹となっている米中貿易摩擦の進展次第という側面もありますが、日本国内からは徐々にHuawei製ポケットWiFiが消えていくのはほぼ間違いないでしょう。

■Wi-Fi STATION SH-05L(シャープ製)

とはいえ、ポケットWiFiのマーケットはスマートフォンほど大きくなく、ポケットWiFiを製造するメーカーも限られています。

国内ではNECやシャープが頑張っていますが、どちらもHuaweiほど体力のある企業ではないため研究開発にかけるリソースも限られることでしょう。

Huawei以外にハイスペック端末を製造できるメーカーはそうそうないというのが現状です。

まとめ

4Gネットワークが現役の間はHuawei製ポケットWiFiでも十分に役立ちます。

しかし、5Gネットワークの実用化にともない4Gは主役の座を降り徐々に設備が撤去されていくことでしょう。

ユーザーにとって「高性能で使いやすい」端末であればメーカーはどこでもいいというのが正直なところではありますが、ポケットWiFiの新製品が出なくなり、ユーザーはスマートフォンのテザリングで対応するなどという事態だけは避けてほしいと思います。

 

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h.katsura

h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。 20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。