ポケットWiFiをどこかで失くしてしまった!
小型軽量化の進むポケットWiFi。街中どこでもデータ通信ができることもあり、仕事場や外出先に持ち出して使う方も多いでしょう。
その際注意しなければならないのは紛失のリスク。小型軽量であるがゆえに紛失に気が付かないことも多いのです。
仕事場や喫茶店など、紛失した場所が確定できるならまだいいですが、どこで紛失したかわからない場合はその後の手続きも大変です。
そこで今回はポケットWiFiを紛失した場合の対処法と、紛失防止になる便利なおすすめデバイスを解説いたします。
ポケットWiFiには追跡機能がない!?
仮に紛失したのがスマートフォンであれば、iCloudやgoogleアカウント連動機能を使ってパソコンなどの他のデバイスから探すことができます。
しかし、ポケットWiFiには位置情報探索機能はありません。そもそもポケットWiFiはGPSを内蔵していないため、位置情報の特定が困難なのです。
従って、ポケットWiFiを紛失した場合には、
- 紛失が勘違いの可能性。実は近くに無いのか探してみる
- 自身の記憶を頼りに紛失箇所を特定する
- 紛失した場所に出向いたり電話するなりして確認する
- それでも見つからないならプロバイダへ利用停止の連絡をする
- 警察へ紛失したことを届け出る
という手順で対応してください。
では、それぞれの手順について具体的に説明しましょう。
まずは近くに無いか探してみる
「紛失してしまったと思っていたら実はかばんの底に落ちていた」というようなことはよくあるものです。
特にポケットWiFiは小さくて軽いためかばんの中にあっても気が付かないことがあるでしょう。
そこでまずは「実は紛失ではない」可能性を消すため、ポケットWiFiが近くにあるかどうかを確認します。
その方法ですが、普段ポケットWiFiに接続しているデバイス(スマートフォンなど)のWiFi接続情報を見てください。
一覧に普段使っているポケットWiFiのSSIDが表示されるかどうかを確認しましょう。
仮に表示されているならば近くにあるはずです。
表示されない場合は近くには無いということなので次のステップへ移りましょう。
なお、ポケットWiFiの電源が入っていない場合はこの方法は使えませんので注意してください。
どこで紛失したか場所を特定し連絡してみる
ポケットWiFiが近くに無いことが確認出来たら、次は紛失した場所を特定してみましょう。立ち寄った喫茶店や電車の中に忘れたというケースが多いようです。
今日1日の行動を振り返り、どこでポケットWiFiを使ったか、またポケットWiFiを入れているかばんなどを置いたかを思い出してみましょう。
その結果、喫茶店であればお店に電話して忘れ物が無いか確認してみましょう。電車であれば鉄道会社の忘れ物センターなどに届いているかもしれません。
これでも発見できない場合は次の方法でポケットWiFiの利用停止を行いましょう。
不正利用されないようプロバイダへ連絡を!
心当たりの場所を探しても見つからなかった場合はポケットWiFiの不正利用を防ぐため利用程度措置を取りましょう。
ポケットWiFiの場合、多くのユーザーが月間データ量上限なしの無制限プランで契約していると思います。
この場合、仮に不正利用されたとしても膨大な利用料金が請求されるということはありません。
しかし、上限ありのプランで契約している場合や海外でも利用できるオプション契約をしている場合などは一刻も早くプロバイダへ連絡したほうが良いでしょう。
WiMAX系プロバイダの契約ユーザーはそれぞれのプロバイダが、Y!mobileの場合は指定の自動音声応答サービスが連絡先となります。
以下、主なプロバイダの連絡先を記します。
プロバイダ名 | 連絡先 | 受付時間 |
UQWiMAX | 0120-929-818 | 9:00~21:00 (年中無休) |
GMOとくとくBB | 03-5456-1090 | 10:00~19:00 (平日) |
Broad WiMAX | 0570-783-055 | 11:00~18:00 (月~土 年末年始除く) |
BIGLOBE WiMAX | 0120-86-0962 | 9:00~18:00 (年中無休) |
カシモ WiMAX | 03-6693-0480 | 10:00~19:00 (年末年始除く) |
@nifty WiMAX | 0120-50-2210 | 10:00~19:00 (年中無休) |
警察に届け出を行うことも忘れずに
最後は最寄りの交番や警察署へ行き遺失届出書を提出してください。ポケットWiFiを拾った親切な誰かが警察へ届けてくれている場合もあります。
仮に警察で見つかった場合、再度プロバイダに連絡してサービス再会手続きをとるようにしましょう。
最悪ポケットWiFiが見つからなかった場合は?
さて、ここまで手を打ったにもかかわらずポケットWiFiが見つからなかった場合はどうすればいいのか説明します。
ポケットWiFiが見つからなかった場合、新しくポケットWiFiの契約を行うしかありません。
ただし、新規契約となるため紛失したポケットWiFiに関する契約は「解約」扱いとなります。
例外的にUQWiMAXの端末保証サービスに加入(後述します)している場合は代替機の手配をしてくれる場合がありますが、それ以外のプロバイダであれば解約扱いとなり、違約金が発生します。
さらに不幸(?)なことですが、紛失の際プロバイダに連絡して利用停止した場合でも、停止期間中の利用料金は発生します。
つまり、紛失後手元にポケットWiFiが無くても月額料金が発生するだけでなく、新たにポケットWiFiを契約しようとすると古い契約は解約しなければならない、そして追い打ちをかけるように解約違約金まで発生するということです。
自分の不注意とはいえ、紛失してしまったらこれだけ大きな金銭的損害につながってしまうのがポケットWiFiの怖いところです。
紛失しても大丈夫!UQWiMAXの端末保証サービスとは?
このような紛失のリスクを防止する最も効果的な対策は、端末保証サービスに加入することです。
ただし、WiMAX系プロバイダの多くが設けている端末保証サービスは紛失が対象外。
唯一UQWiMAXの端末保証サービスのみが紛失も対象としています。
参考:UQWiMAX公式サイト
サービス内容ですが、紛失の場合は同機種同色のリフレッシュ品(中古品)が送られてくるというもの。
新品ではありませんが、解約金を払うよりはマシです。料金は月額380円と比較的安く、補償範囲も広いのでUQWiMAXで契約する方は加入しておいて損は無いでしょう。
ポケットWiFiに紛失防止デバイスをセットして万全の対策を!
もう一つ、紛失防止に役立つ方法をご紹介しておきます。それはポケットWiFiに紛失防止用のデバイスを付けておくというもの。
代表的なのが「mamorio」という製品。
これを付けているものは、スマートフォンで常に位置情報を確認できるという便利なデバイスです。
また手元から離れるとアラートが鳴る機能も付いているため、うっかり置き忘れてしまうことの防止にもつながります。
有料サービスにはなりますが、ポケットWiFiだけでなく財布やキーホルダーなど紛失リスクのあるものに付けておくと良いでしょう。
まとめ
ポケットWiFiを紛失してしまった場合、一刻も早く紛失場所を特定することとあわせてプロバイダや警察に届け出ることが必要です。
できるだけ素早く行動し早期発見に全力を注いでください。
仮にポケットWiFiが見つからなかった場合、手間だけでなく金銭的な損失も結構なものになります。
端末保証サービスや忘れ物防止デバイスなどを活用して紛失リスクに備えましょう。

h.katsura

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