モバイルルーターを引っ越し先に持っていったら使えない!?

毎年4月は引っ越しシーズンです。

モバイルルーターは光ファイバーなどと異なり、どこにでも持ち運んで使うことができる、面倒な転居手続きなども必要ないという利点があるため、引っ越し先へ今使っているモバイルルーターをそのまま持っていくユーザーも多いでしょう。

しかし、引っ越し先ではモバイルルーターの電波が入りづらくなってしまったというケースもあります。これは、モバイルルーターがそもそも無線を使った接続を行っているためであり、利用環境(場所)に大きく左右されるという特徴があるためです。

もし引っ越し先の電波環境が良くない時はどのようにすれば改善されるのでしょうか。

モバイルルーターの電波環境が悪い理由3つとその改善方法

引っ越し先ではこれまでの利用場所とは電波環境が異なります。
電波が入りづらくなるというのは、主に利用場所かもしくは周囲の環境が左右しているのです。

1、引っ越し先の家が高層階だった

あまり広く知られていないのですが、モバイルルーターの電波は水平方向に強く垂直方向には弱いという特性があります。

アンテナの指向性も水平方向を強くしており、垂直方向にはあまり強くありません。従って、引っ越し先が高層階だった時は、例え都会の街中であったとしても電波は弱くなってしまいます。

この場合、モバイルルーターをできるだけ窓の近くに置くと改善されます。
できればサッシ部分ではなく窓ガラス部分に直接置くようにするとベターです。

高層階の場合は基地局アンテナが下にあることが多く、電波が下から上がってくるイメージです。従って、電波を遮るものをできるだけ少なくした方が(わずかな差でしかありませんが)よいのです。

またクレードルを使用するとより電波をつかみやすくなるようです。
クレードルを持っている場合は使ってみましょう。

参考:クレードルはポケットwifiに必要?その役割を徹底解説

2、家の周囲にコンクリート壁のマンションが林立している

都会だと建物の周囲が四方ともコンクリートマンションだったということも多いでしょう。窓を開けたら隣のマンションの壁が迫っているという部屋も少なくありません。

モバイルルーター、特にWiMAXの電波はコンクリート壁に弱く、このように周囲をコンクリート壁に囲まれていると電波が入りづらくなります。

この場合はモバイルルーターを窓側においてもあまり改善されることは無いでしょう。建物が木造の場合は少し効果があるかもしれませんが、コンクリート壁の場合は置き場所を変えてもあまり意味がありません。

改善方法として最も効果的なのは、引っ越し先ではハイスピードプラスエリアモードで利用することです。

すなわち、WiMAX固有の電波だけでなく、auの4G回線も利用できるように設定するということです。4G回線の電波はWiMAXよりもコンクリート壁に強く、モバイルルーターへ電波が届きやすくなります。

毎月の利用料が上がるというデメリットもありますが、モバイルルーターを手放せない場合は致し方ない出費と捉えるしかありません。

3、郊外のためWiMAXのエリア外だった

引っ越し先がそもそもWiMAXエリア外たったとしたら、2と同じくハイスピードプラスエリアモードで4G回線を利用するという方法がベターです。

また、WiMAX系ルーターではなくY!mobile(もしくはSIMフリーモバイルルーター)に乗り換えるという手もあります。
というのも、WiMAXよりもY!mobileやSIMフリーモバイルルーターの方がエリアは広く、郊外でもエリア内である可能性が高いためです。

参考:simフリーのポケットwifi(モバイルルーター)おすすめはこれだ

特にNTTdocomo系のモバイルルーター、あるいはNTTdocomo系SIMを使ったSIMフリーモバイルルーターだと現在最も広いエリアで利用できます。

ソフトバンクエアーの場合はエリア内制限がある!

■ソフトバンクエアー

持ち運び可能なモバイルルーターの場合を例に挙げてご説明しましたが、ホームルーターのユーザーは若干異なります。

特にソフトバンクエアーは転居の際必ず転居手続きを行わなければなりません。

というのも、ソフトバンクエアーは同一エリア内での利用台数制限を設定しているため、引っ越し先が既に制限されているエリアだった場合は利用することが出来ないのです。
ソフトバンクエアーユーザーの方は必ず引っ越し前にエリア確認を行うよう注意してください。

GMOとくとくBBのユーザーは機種変更サービスを利用すると改善することも!?

また、モバイルルーターは年々進化しており、電波が入りにくい場合でも機種を変えるとスムーズに電波が入るケースもあります。
つまり、最新機種に変更すると電波環境が改善される可能性があるということ。

GMOとくとくBBのユーザーの場合、WiMAX 2+を 20ヶ月以上利用しているユーザーは最新機種に端末代金0円で機種変更できるというサービスがあります。

いくつかの条件がありますが、これまでの契約を継続しながら最新機種に変更できるため、引っ越し先で電波環境が悪くなったユーザーは検討してみることをおススメいたします。

まとめ

引っ越し先でモバイルルーターの電波環境が悪くなったら、まずはその原因を探り、その原因に応じて対策を施すことが重要です。
また、即効性はないですがWiMAX系の場合はUQコミュニケーションズ窓口へ改善要望を出すという方法もあります。

モバイルルーターの電波環境は利用場所のロケーションにより大きく変わりますので、引っ越し先で電波が入りにくいなと感じた時はこの時期を参考に適切な対策を行うよう心がけてください。

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h.katsura

h.katsura

福岡出身のフリーライター。就職を機に上京し人材コンサルタントや外資系ITベンチャー企業に勤務。 20年余の東京生活にピリオドを打ち2015年に福岡へUターンしフリーライターとして活動開始。