【モバイルルーターのエリアを徹底比較】WiMAX vs Y!mobile vs SIMフリー

モバイルルーター選びの基準

モバイルルーターを新たに契約する際、比較検討する項目として「速度」や「料金」という要素が大きなウエイトを占めます。

しかし、どれだけ速くて安いモバイルルーターを選んでも、普段利用する場所が通信エリア外であれば宝の持ち腐れとなってしまいます。

また、モバイルルーターの中には4×4MIMOやキャリアアグリゲーションのように複数の電波を利用して高速化を図っているものもあります。
その場合、高速通信が可能なエリア内でなければその性能を十分に発揮できません。

一方、キャリアによっても通信可能エリアは異なります。
例えばWiMAXがエリア外でもSIMフリーだとエリア内という地域もあります。

そこで今回は、日本各地の主要エリアをいくつか選定し、モバイルルーター選びの参考となるようそれぞれのエリアごとに「WiMAX」「Y!mobile」「SIMフリー(NTTdocomo系)」の3つのキャリアの通信エリアを比較してみます。

参考:ポケットwifiの通信方式比較

モバイルルーターの検証の為に選んだエリアとキャリア

今回、モバイルルーター選びを比較する場所として選んだのは以下のエリアです。

  1.  首都圏エリア
    東京・神奈川・千葉・埼玉の中心部
    ◇人口が多く、モバイルルーターを使って多くのビジネスユースやプライベートユースが見込まれる
  2.  大都市圏エリア
    大阪・京都・名古屋の中心部
    ◇1よりもやや人口が少ないがビジネスユースを中心に多くのモバイルルーター利用がある
  3. 地方政令指定都市エリア
    札幌・仙台・広島・福岡の中心部
    ◇職住近接度が高く、ビジネスユースもプライベートユースもほぼエリア内で行う
  4. 地方中核都市エリア
    釧路・南砺・舞鶴・那覇の中心部
    ◇人口は少ないが観光やイベントなどで訪れるユーザーが多く、モバイルルーター活用の機会がある
  5. ローカルエリア
    八幡平・椎葉・石垣島周辺
    ◇リゾート目的あるいはお試し移住などモバイルルーター活用の機会が多い

なお、各社のモバイルルーターの通信エリアについては以下の条件で抽出しています。

  • WiMAX  WiMAX2+による高速通信可能エリア
  • Y!mobile  Pocket WiFi 603HWの対応エリア
  • SIMフリー   NTTdocomo系SIMを利用することを想定したNTTdocomoの4Gエリア

主要キャリアにおけるモバイルルーターエリア比較

では、それぞれのエリアの通信可能マップを見てみましょう。比較検討できるように地図の縮尺をほぼ同じサイズにしています。
なお、各地区共に2019年2月現在のエリアマップとなっています。

※エリアマップ典拠一覧
WiMAX : https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
Y!mobile : https://www.ymobile.jp/area/select.html?device_type=603hw
NTTdocomo : https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/servicearea/index.html?rgcd=03&cmcd=LTE&scale=2048000&lat=35.690767&lot=139.756853&icid=CRP_menu_to_CRP_SUP_area_servicearea

1、首都圏エリア

エリア名 wimax2+ Y!mobile NTTdocomo
東京
神奈川
埼玉
千葉

■WiMAX
ピンク色:wimax2+(440Mbps)対応エリア 薄紫色:wimax2+(通常220Mbps)対応エリア
■Y!mobile
青色:アドバンスモードで利用できるエリア オレンジ色:青色以外の4Gデータ通信エリア
■NTTdocomo
赤色:LTEエリア(PREMIUM 4G) 淡黄色:通常のLTEエリア 薄紫色:LTEエリア(周波数800MHz)

首都圏エリアについてですが、どのキャリアを選んでも高速データ通信が可能です。

中心部を外れやや郊外の方へ行くとY!mobileやNTTdocomoの通信品質が落ちるエリアが出現しますが、圏外となることはありません。
なお、NTTdocomoはPREMIUM 4Gエリアが下り最大788Mbpsであるのに対しLTEエリアは下り最大225Mbpsとかなり速度が落ちることがあります。
SIMフリーモバイルルーターの場合は注意した方が良いでしょう。

2、大都市圏エリア、地方政令指定都市エリア

■大都市圏エリア

エリア名 wimax2+ Y!mobile NTTdocomo
大阪
京都
名古屋

■地方政令指定都市エリア

エリア名 wimax2+ Y!mobile NTTdocomo
札幌
 仙台
広島
福岡

大都市圏エリアとの地方政令指定都市エリアですが、Y!mobileとNTTdocomoともに郊外の低速域エリアがやや広くなっています。WiMAXモバイルルーターであればほぼ全域をくまなく高速通信エリアとしてカバーしているため、ややWiMAXが有利なエリアといえます。

3、地方中核都市エリア

エリア名 wimax2+ Y!mobile NTTdocomo
釧路
南砺
舞鶴
那覇

地方中核都市になると、WiMAXの対応エリアがやや狭くなってきます。
中心部であれば問題ないですが、少し郊外に行くとエリア外となるケースもあります。

逆にY!mobileのモバイルルーターは低速域ながら広くカバーしているため、これらのエリアで利用する場合はY!mobileが有利だと言えます。

SIMフリーモバイルルーターはエリアによって大きく差が出てきます。
中心部を除いてほぼ低速域の都市もあれば、ほぼ全域をPREMIUM 4Gでカバーしている都市もあります。
地方都市エリアで利用する場合、事前にマップで確認しておいた方がよさそうです。

4、ローカルエリア

エリア名 wimax2+ Y!mobile NTTdocomo
椎葉
八幡平
石垣島

ローカルエリアはY!mobileのポケットwifiの圧勝といってよいでしょう。

行政区が「市」や「町」であればWiMAXでも使えないことはないですが、「村」レベルになるとほぼ使えないと言っていいかもしれません。

一方のY!mobileモバイルルーターであれば低速域ながらも広くカバーしています。

SIMフリーモバイルルーターはカバーエリアこそ一番広いものの、800MHz帯のLTEであるため高速データ通信は期待できません。

まとめ

モバイルルーター選びはスペックや料金ばかりに着目しがちですが、このように通信可能エリアをしっかりと確認することも非常に重要です。

エリア内でもスペック通りの性能が発揮できるとは限らないケースもあるため、自分の利用シーンにあわせてキャリアと端末を選びましょう。

今回のサンプル調査では、大都市圏ほどWiMAXが有利であり、地方へ行くほどY!mobileの優位性が高まるという結果となっています。
またSIMフリーモバイルルーターはより広範囲をカバーしていますが低速域が多いというデメリットもあります。

今回の結果を基に、それぞれの利用シーンにあわせてベストなモバイルルーター選びを心がけてください。

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