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【ポケットWiFiの速度制限】基準と制限なしプロバイダ2選

ポケットWiFiのサービスは、そのほとんどに速度制限が設けられています。
一定のデータ通信量を超えると低速化するのですが、その基準は各社異なります。
また、最近では速度制限が適用されないサービス徐々に出てきました。

そこで今回はポケットWiFiの速度制限をキャリアごとに比較、また速度制限の無いサービスについてもご紹介いたします。

【重要】速度制限には大きく2つの基準がある

キャリアが行う速度制限には以下のように大きく2つの基準があります。

1、契約により定められたデータ量を超えた場合

月間7GBプランなどを契約しており、当月の通信量がその上限を超えた場合が該当します。
こちらは非常にわかりやすい基準です。
契約上そのように明記されているため、ユーザー側で通信量をコントロールすることも可能です。

このケースに該当する主なプランをまとめてみました。

サービス名WiMAX系プロバイダネクストモバイル縛りなしWiFi
プラン名7GBプラン20GBプラン30GBプランライトプラン
速度制限の基準月間7GB以上月間20GB以上の利用月間30GB以上の利用月間20GB以上の利用
制限の速度128kbps128kbps128kbps128kbps
速度制限期間当月内当月内当月内当月内

2、短期間に大量のデータ通信を行った場合

こちらの場合、多くは直近3日間でのデータ通信量を基準に判断します。
加入プランに関わらず、ほぼすべてのプランで適用される速度制限です。
こちらのケースはユーザー側でのコントロールが少し厄介です。

ユーザー専用Webなどで直近の利用状況を常にチェックしておくことも可能ですが、あまり現実的ではありません。

以下、大手ポケットWiFiの速度制限を一覧でご説明します。

速度制限になる基準速度制限後
WiMAX系プロバイダ直近3日間で10GB以上の利用128kbps
ワイモバイル直近3日間で10GB以上の利用
※スマホプランは対象外
128kbps
縛りなしWiFi2GB/1日
※WiMAXプランは直近3日間で10GB
128kbps
ネクストモバイル著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信を行った場合128kbps
THE WiFiネットワークを継続的かつ著しく大量に占有する通信不明

このように各社ともに何かしらの速度制限を設定しています。WiMAX系のプロバイダやワイモバイルのような直近3日で10GBというのは、ビジネスでポケットWiFiを使っているユーザーであれば簡単に超えてしまう数値。
プライベートユースでも、動画配信を観すぎるとあっという間にオーバーしてしまうでしょう。

参考ワイモバイルとWiMAXを徹底比較!

また、表には書かれていないですが、WiMAXの場合はモードによる制限もあります。
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードをオンにした状態で月間7GB以上のデータ通信を行うと、無条件で速度制限が発生します。

【そもそも論】なぜ速度制限が存在するのか?

次に、なぜ速度制限が存在するのか?についてご説明します。

その理由ですが、大量にデータ通信を行う一部のユーザーにデータ通信網のトラフィックを圧迫され、一般ユーザーの利便性が低下することを防ぐためとされています。

つまり、ヘビーユーザーもライトユーザーも関係なく、多くのユーザーが快適にデータ通信を行うために設けられた措置なのです。

十数年前、winnyに代表されるようなファイル共有ソフトが流行した時期がありました。
当時はこの影響で通信事業者のトラフィックが圧迫され、一般ユーザーがインターネットに接続できないといった問題が頻発しました。
このような事態を防ぐ為に作られたのが速度制限。

限られたインターネット資源を有効に活用するために生まれたという経緯があります。

当時と比較してインターネットインフラは格段に進化しましたが、同時にネットコンテンツも進化しているため、いまだに大量のデータ通信に対するペナルティが残っているということになります。

速度制限になってもできること、できないこと

速度制限が適用されるとポケットWiFiの通信速度が著しく低下します。
その速度は128kbpsもしくは384kbpsと、かなり遅い速度です。

仮に128kbpsに制限されたとした場合、ポケットWiFiでのデータ通信は以下のようなクオリティに低下することでしょう。

【128kbps下での通信クオリティ】※目安

メール(テキスト)送受信ともストレスなし
Twitter(閲覧)テキストの読み込みはスムーズだが、写真がなかなか表示されない
Twitter(投稿)テキストのみなら問題なし。写真はタイムアウト発生
インスタグラム(閲覧) ×ページ遷移で固まる
インスタグラム(投稿) ×タイムアウト頻発
Youtube(閲覧)×画質を下げても再生中に止まる
Amazon(通販)商品閲覧程度なら可能。注文は無理。
GoogleMap現在地周辺の表示なら可能。ルート検索やストリートビューは不可
OneDrive(クラウドストレージ) 軽めのファイルなら操作可能

このように、多くのコンテンツ(サービス)の利用に支障をきたします。
仕事やオンライン授業に使うには厳しい通信速度です。

参考オンライン授業に最適なポケットWiFi

速度制限を解除する方法は2通りある

ポケットWiFiの通信制限の解除方法はその原因によって2通りに分かれます。

1、当月の通信量がその上限を超えた場合

この場合は追加のデータ容量を有料で購入することで制限が解除できる場合があります。
ワイモバイルの場合だと、500円/500MBというプランで販売されていますので、こちらを購入して制限を解除するのが一般的です。

ただし、追加のデータ容量を購入できないプロバイダも多く、この場合は次の月まで待つ以外ありません。

2、短期間に大量のデータ通信を行った場合

もう一つ、短期間に大量のデータ通信を行った場合ですが、こちらは短期間での利用が原因となるため、通信制限が解除されるまでおとなしく待つしかありません。
直近3日間の通信量で判断されるため、ポケットWiFiを1日休ませることでほとんどの場合回復します。

ただし、前述のようにWiMAXのハイスピードプラスエリアモードで月間7GBを超えた場合は今のところ解除手段はないのでご注意ください。

まとめ

利用しているポケットWiFiに速度制限が発生するとかなりストレスがたまります。
できることなら避けたい速度制限ですが、常にデータ通信量に注意を払いつつ利用するのは現実的ではありません。

ただし、あらかじめ速度制限の無いプランを契約することでストレスから解消されることもあります。
短期間で大量のデータ通信を行う可能性のあるユーザーの方は、可能な限り速度制限の無いプランを契約することが賢明といえます。

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こーいち

元外資系ITキャリア勤務。PtoP高速データ通信事業の事業戦略を担当。その後某格安SIMのセールスエンジニア、某光回線のサポートセンターオペレーターとして勤務。無線通信回線、固定回線共に精通。 2015年からフリーランス。テレワークで仕事をしていることもあり、ポケットWiFiは手放せない存在です。

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